2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

その8 迷いながらも最初の1枚との出会い

kesaで気に入った紬を却下した時点で、私は少し自信を失いました。 というのも、次の着物旅で出かけた青山では、一つも気に入った着物に出会えなかったからです。 モリハナエビル地下の骨董街にあるリサイクル着物の店「ぎゃらりい朱」では、すてきなタマネ…

その7 ひと旅終えて思うこと

こうして私たちの最初の着物旅は終わりました。 行ってみて、試着してみて分かったことは、 1,着物を着ても老け込まない。 考えてみたら、昔の日本人は老いも若きもやせ形もぽっちゃり形もみんな着物を着ていたんですよね。 だから似合うとか似合わないとか…

その6 酒と同じで安いものから始めるべし

次に向かったのは着物スタイリストで有名な石田節子さんが経営する「衣裳らくや」。 歌舞伎座の近くに4フロアからなる店舗を構えていて、小物やリサイクル着物、帯から始まり、様々な種類の反物もたくさん揃っていました。 こちらでもアンティークを中心にわ…

その5 一枚目から舞い上がる

さて、ちゃんと帯も結んでもらって、鏡に写してみて思ったこと。 着物を着たら老け込むんじゃないかと恐れていた私ですが、それが、そうでもなかったんです。 なんだか着物に「フフ、あんたなんかまだまだヒヨッコよ。」 と言われた気がしました。 くすんだ…

その4 とにもかくにも着物を見に行ってみる

もう外堀はすっかり埋め尽くされ、後は総攻撃を受けて全軍討ち死にいたすか、もしくは白旗挙げて敵軍に下るか、古井戸に続く抜け道を脱兎のごとく逃げ出すか。 ふ、と右を見ると、もう嬉々として白旗を広げはじめてる友人がひとりおりまして、また左には背中…