その3 メガネで金欠でも着物が着られるのか?

着物にはまった友人の一言で、すっかり心が揺れはじめた私。
しかしながら、ほんとに着物が着られるのか全然自信がありませんでした。
というのも、私はかなりやせ形なので、着物を着たらげっそり老け込むのではないか、という恐怖心があったのです。


もう一つは、眼鏡をかけている点です。
着物に眼鏡、思い浮かぶのはささやき女将やどこかの能楽師のお母さん。
うう〜〜、イメージわる〜〜。


そしてここ重要、湯水のように使える金がない、という所。


ハタチそこそこのぴちぴちギャル(死語?)なら、
何着てもかわいいわね〜〜と笑って許してもらえるでしょうが、
40を過ぎたおばはんですから、さすがにどんな着物でもいいというわけにはいかないですよね。
しかも行こうとしてるのは着物にうるさい人たちが集う歌舞伎座ですよ。
旅の恥はかきすて、というわけにもいかんでしょう。
イタ着物にだけはなりたくない〜。
着物にまつわる細かい決まり事とかもう全然分かんないし、無理!絶対無理〜〜!
と一度挫折。


しかし、そういうことは先達である友人が、手取り足取り教えてくれるというのです。
何なら着付けも教えてくれると。
なにせ資金不足なので、着付けもただで教えてもらえるならこんなにうれしいことはありません。
体型も、今はみんな補正をしっかりして着るのだから大丈夫なんだそうです。
メガネ着物問題は、同じくふちの太い眼鏡をかけて着物を楽しんでいる方のブログを教えてくれて、ほらこんなにかわいく着こなしてるよ、と勇気をくれました。


さらに難関の資金難問題ですが、
着物は実はリサイクルショップがたくさんあって、探せば自分に合った掘り出し物を安く手に入れられるそうなのです。
その他、洋服ぐらいの手軽な値段で購入できるカジュアルな着物屋さんもたくさんあるのだとか。
もちろん、上を見ればキリがない、下を見れば底がないのはどの世界も同じ。
その中で身の丈にあったものをゆっくり選べばいいのです。


う〜〜む、何だか                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ちょっと着られるような気になってきだぞーーー。